「~したらどうしよう」のわな

よく「想像したことは実現しやすい」と
いいます。いや、実際そうですよ、
だめと言われると余計にねえ、でもそれが普通
なんですよという主旨の
論文が新聞に載っていました。

"The same 'ironic errors,' as Dr. Wegner calls them,
are just easy to evoke in the real world. Golfers
instructed to avoid a specific mistake, like
overshooting, do it more often when under
pressure, studies find. Soccer players told to
shoot a penalty kick anywhere but at a certain
point of the net, like the lower right corner,
look at that spot more often than any other."

from "Why the Imp in Your Brain Gets Out"
by Benedict Carey

The New York Times
July 7, 2009

「現実の世界では『皮肉な間違い』
(ウェグナー教授はこう呼んでいる)を容易に
思い起こすことができる。さまざまな研究によると、
グリーンをオーバーするなど特定のミスを
しないようにと言われたゴルファーは
プレッシャーがかかると実際にそのような
ミスを犯しやすくなる。サッカー選手がペナルティー
キックを蹴る際に、ネットのある一部分(たとえば
右下の角)以外ならどこにボールを蹴ってもいい
といわれると、他のどの部分より『いけない』と言われた
ところに目がいってしまう。」

ハーバード大学で心理学を研究する
ダニエル・ウェグナー教授が「サイエンス」誌で
発表した論文に基づいた記事を読んでみました。

「だめと言われたことほどやりたくなる」というのは
どうやら普通のようです。だからこそ、
スポーツ選手はいいイメージを脳に定着させるために
イメージトレーニングをするんでしょうね。

なるほどー。

<梅雨なので>

青空の写真を眺めることにする。

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藤のつるが伸びてます。

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"21"、もしくは「ラスベガスをぶっつぶせ」

今日、たまたまWOWOWで映画を見る。

邦題は「ラスベガスをぶっつぶせ」で、
原題は何かな~と思ったら、"21"。

ラスベガスをぶっつぶせ [DVD]

監督     Robert Luketic
製作     米国
公開    2008年
出演    Jim Sturgess, Kate Bosworth, Kevin Spacey

ざっくり言うと、MITの学生がブラックジャックチームを組み、
確率の計算を武器にラスベガスで大もうけ、という
お話ですが、MITの教室でクイズショー形式で確率の問題を
Kevin Spacey が講義するシーンや、超優秀でハーバード
医学部に合格するもカネのない地味な学生が
その頭脳を武器にラスベガスで勝ちまくって
自信をつけていく様子にぐぐぐーっと引き込まれました。

教室のシーンで出てくる
"variable change"
という言葉がこの映画の肝とみました。

最近考えていることとリンクしそうな言葉のような
気がしましたが、今日はタイムアウト。
映画のメモのみとします。

昔、米国留学中にハーバードの寮と
MITの教室を見せてもらう機会がありました。
霧に包まれたようにうっすらとした記憶がよみがえります。

アメリカの大学ってやっぱりお金がかかるんだよな、と
"21"を見て思い出しました。そのあたりは、
Michael Moore 監督の "Sicko"がよく
描いていると思います。もちろん、彼おなじみの視点で。

映画とは関係ない気もするが、
見ながら「私は甘い選択を続けてきたな」と感じる。
トホホな週末だが、まあよしとする。

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Chantsという方法

Chants という英語学習方法があります。
というよりも、子どもの英語学習方法って
こんなに進化してるんですねえ。

"Children's Jazz Chants Old and New"

Children's Jazz Chants: Old and New

Author    Carolyn Graham
Publisher   Oxford University Press

CDはこちら。

Children's Jazz Chants Old And New

歌というよりも、もっと単純な
メロディーに乗せて英語を覚える方法というもので、
導入例を見せてもらいましたが、
なかなか楽しそうです。

少しの間大人に英語を教えましたが、
英語の文章を音読してもらうと、
ローマ字読みになってしまうことが多い。

自分もそうだったなあと思いました。
今でも初出の言葉に出会うとそうかもしれない。

日本語では、「あ」は「あ」と発音されるけれど、
英語では、「A」がいつも「エー」と発音される
わけではない。でも、「A]は「エー」という
刷り込みができちゃっているんですよね、きっと。

子どもが言葉を覚えるときには教科書は
使わない、まずは音から、という方法を
全面的に学校で導入することは難しいでしょうけれど、
そういう方法を少しでもやってみることは
役に立つと思う。門外漢ですので勘です。

子どもは耳がいいですし!

私は英語の幼児教育推進派ではありません。
必要さえないと思う。しかし、楽しみのために
やっておくのは悪くない、きっと。

ちなみにこの本にあるchants、
スピードが速いので、大人にはハードルが高い…
話の種に一度お試しを。

まとまらないけれど、この辺で。

<東京の真ん中で>

6月某日、東京の清澄庭園で一服。
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いろんなことを考えて、
しばらく物事に対するアプローチを変えることにする。

いいとか悪いとか、先入観を持たないことと、
気持ちをオープンにしておくこと。

なかなかの課題だな。

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「ぐりとぐらとすみれちゃん」

「ぐりとぐらとすれみちゃん」の
日本語版と英語版を読み比べ。

「ぐりとぐらとすみれちゃん」

ぐりとぐらとすみれちゃん(ぐりとぐらの絵本)

文   中川 季枝子(なかがわ りえこ)
絵   山脇 百合子(やまわき ゆりこ)
発行  福音館書店

"Guri and Gura's Special Gift"

Translators  Peter Howlett
                 Richard McNamara

「かぼちゃの ぺちゃぺちゃに、ぺたぺたやき、
かぼちゃのプリンに かりんとう、
かぼちゃコロッケ、かぼちゃドーナツ、
むしパン、かぼちゃせんべい

どれも これも おいしくて おいしくて、
みんなの おなかは いっぱいになりました」

"They make squash souffles and squash fritters.
Squash puddings and squash cookies. Squash
french fries and squash doughnuts. Steamed
squash breads and squash biscuits.

Each and every dish is delicious and
all of them eat it till their stomachs are full."

かぼちゃは pumpkin ではなく、squash となっています。
pumpkin と squash って、どう違うんでしょうか。

squash の発音はこちら→Merriam-Webster

イリノイ大学公開講座のHPによりますと、
こまかいことはいろいろあっても、同じらしい。
squash は灰色から緑色、
pumpkin はピンクからオレンジ色、とあります。

絵本に載っているかぼちゃは緑色。
だから squash ということにしましょう、ここでは。

ところで、「ぺちゃぺちゃ」ってなに?

かぼちゃを蒸してつぶしたもの? mashed potatoesの
かぼちゃ版?mashed pumpkin?と予想と立てましたが、
souffle(発音はこちら→Merriam-Webster) と
ありました。スフレかー。

翻訳者の方も苦労したでしょうね。

なかなかへ~、の多い翻訳でした。

ところで、物語に登場する「すみれちゃん」は
Violet(発音はこちら→Merriam-Webster)でした。
すみれ色ってこと。

<緑>

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三島市の白滝公園でしばし目を休める。

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ベストセラー系3冊と伊豆在住のフラメンコユニット

ここ最近、ベストセラー系の本3冊を読む。
1日の夜はフラメンコギターとダンスの
セッションをたまたまライブで見て感動。

「この世でいちばん大事な『カネ』の話 」

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

著者   西原 理恵子
発行   理論社

「たとえ最下位だろうと、どこがどう最下位なのか、
自分のことをちゃんとよくわかれば、
勝つ目は必ず見えてくるはず。

わたしは、自分をそう励ましながら、
来る日も来る日も描いて、描いて、描きつづけた。

今振り返っても、当時のその考え方は、
まちがいではなかったと思う。

たとえば野球だって、バットを一日中
振っていれば、ねらったところまで球を
飛ばすのがどんなにたいへんか、自然と
わかるようになる。それとほぼおんなじよ。

自分の得意なものと、自分の限界点を
知ること。『それなら、ここで勝負だ』って、
やりたいこと、やれることの着地点を
探すこと。それって、ちょっとスポーツ選手
みたいなところがあると思う。

できないとはっきりわかっていることを、
いつまでもがんばっていたってしょうがないし、
『あそこではなく、ここでがんばるんだ』って
決めたら、『ここ』のいいところだって
見えてくるからね。」

「『才能』っていうのは、そんなふうに、
自分だけじゃわからない、見えてないものだと思う。
自分で『こうだ』と思い込んでいることって、
案外、的外れだったりするからね。」

非常にまっとうなお金と人生の話。
「生きる」=「働く」。著者はそういってます。
金儲けの本じゃありません。

「王の道」

王の道

著者   飯田絵美
発行   メディアファクトリー

「巨人での監督時代の二の舞になっていると理解しながら、
王はあがいていた。浮き彫りになる選手やコーチ
との溝。練習やミーティングで、試合中でも、常に
いらだち声を荒げた。怒られた選手はますます
萎縮した。試合に負けて怒鳴り声が響くミーティング
で、コーチは下を向いていた。悪循環の3年目を
終えたオフ。八方ふさがりの王は、ある禅の高僧に
対面した。

『王さん、あなたは奥行きが広い人だけれど、
間口が狭い。もっと聴く耳をもたないと…』

その言葉こそが、王を動かすきっかけとなった。
”変わる勇気”をもたらしたのだ。」

今や「日本の賢人」のような王さんも考えを
変え、スタイルを変えて今に至っている。
自分のやり方を考えさせられた。

「生きかた上手」

生きかた上手

著者  日野原 重明
発行  ユーリーグ

「昔のほうがよかった、などと言うつもりは
ありませんが、ひと昔前と、ものが
あふれるほど豊かないまとでは、居心地
というか生き心地が明らかにちがいます。
いまの世の中を、速さ、豊富さ、効率性
という観点から見れば、さすがにこれらを
必死で追い求めただけのことはあって、
申し分のない状態と呼んでいいでしょう。

けれど、はたして居心地はどうかと言えば、
私には、とてもドライにすぎるのです。人の
ぬくもりや息づかい、手ざわり、肌ざわりが
あまり感じられません。」

先日、仕事で2つの企業を訪問しました。
最近はメールでのやりとりに頼る日々だったので、
人に会って得られる情報量の多さに
びっくり。非言語コミュニケーション
(non-verbal communication)はやはり
かなり重要。

で、フラメンコ。
近くいろんなユニットのライブをやっていると聞き、
遅れて見に行きました、ちょうど
フラメンコを見ることができました。

Raiz de Hiebra (ライス デ イエルバ)
スペイン語で「草の根」という意味だそう。

Youtube で映像を見つけました(音が出ます)。
ギターの西井さんと、ダンサーの須永さんの
ユニットです。伊豆に住んでいるそう。

圧倒された!

静岡、東京などで活躍中とのこと。伊豆でも
いろいろなところでライブが見られるようです。
伊豆でもフラメンコが見られる時代になったか!

昨日の会場は伊豆の国市「ホテルアクアサンタ」でした。

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Surviving

早いものでもう7月。

怒涛の6月を乗り越えて、
なんとか生きています。
英語で言えば、

"Surviving…"

です。いえ、大げさじゃなく。
頭だけでいろいろ考えて、体を動かさないでいたら、
本当に煮詰まってしまいまして。

さて、よく若い人が
「学校の勉強が大変」とか
「仕事に追われていてもうへとへと」という状態のときに、

「元気?」とか「最近どう?」と聞かれたら

"Surviving" 

と答える人が多かったなという記憶があります。
実体験でもあるし、映画でも見たかもしれません。

でも先日、もっとリアルな用例を耳にしました。
健康診断で病院に行ったときのこと。

団塊の世代+αくらいの年齢のご婦人二人が
挨拶をしてまして。

ご婦人A 「あら、しばらく。元気にしてた?」
ご婦人B 「も~、なんとか生きてたわよ」

待ち時間が長くて、廊下の長いすで眠りこけていた
私は「なんとか生きてたわよ」にはっと目が覚めました。

「訳せば文字通りSurvivingだ!」
生きた英語の用例です。
こういうとき、だれかれかまわず、知らせたくなります。

ご婦人方の会話は日本語でしたけれど、
こうやって少しずつ表現を広げていくのが
言葉を学ぶ楽しさなんだよな、と実感。

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雨の日に癒される~スリランカの物語~

雨降る日曜の午後に読んだのが
スリランカの絵本。

いやいや最近、疲れがたまっていました。
なんだか愚痴は多くなったような気がするし、
肩に力が入っている気がします。

こんなときには、エステでもなく、
美食でもなく、絵本!と思いまして、
「ほっとする絵本」を図書館で紹介してもらいました。

『かさどろぼう』

かさどろぼう

作   Sybil Wettasinghe (シビル・ウェタシンへ)
訳   猪熊 葉子 (いのくま ようこ)
発行  福武書店

かさのない村に住むおじさん。
初めて出かけた都会ではひとびとがかさをさしていました。
村のみんなをびっくりさせてやろうと、おじさんは
かさを買ってかえるのですが…

『ねこのくにのおきゃくさま』

ねこのくにのおきゃくさま (世界傑作絵本シリーズ)

作  Sybil Wettasinghe  (シビル・ウェタシンハ)
訳  松岡 享子 (まつおか きょうこ)

ねこのくにのひとたちははたらきもの。でも
たのしむことをしりません。ある日一隻のふねにのって
ねこのくににやってきた客人はおどりと音楽で
このくにのひとたちをよろこばせます。
でもこの客人、仮面をはずそうとはしないのです…

作者は1928年生まれのスリランカの女性。
くすりと笑ってしまうような物語と
色使いが楽しい絵。とくに『かさどろぼう』を読むと、
「スリランカのひとってこんな服を着てるんだなあ」と
本筋とは別のところでおもしろかったりします。

2冊とものんびりしたお話なのですが、
「いきるってことはどういうことか」というかなり
根源的な問いも投げかけているような気もして
(とくに『ねこのくにのおきゃくさま』)、
梅雨の時期の思索にぴったり、かもしれない。

なんせ、絵が楽しいので
深刻にはならないし。私同様、
お疲れ気味の方にどうでしょうか。

2冊の本で作者の名前の表記が異なるのは、
スリランカ人の名前の読み方に定訳がないからかな。

<Michael Jackson>

2009年6月25日、死去。

亡くなってから初めてその偉大さを知る、
というのはこういうことを言うんでしょうか。
ファンではないのに25日からTVで流れ続ける
曲すべてに聞き覚えあり。

中学生のときにアメリカに移住した同級生がいて、
一時帰国した彼女が本当にきれいな英語の発音で
"Michael Jackson"と言ったときの衝撃を思い出します。

今思えば、英語を話せるようになるにはアメリカに
行かなきゃだめなんだ、と思い込んだきっかけは
これ。自分の出発点がMichael Jackson だったとは…

思いもよらない今日の発見。
若いときの思い込みって、すさまじいですねぇ。

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pplとか、asapとか、lylasとか、lvmhとか

イラン大統領選でtwitterが注目を集めています。

"Washington taps into a potential new force
in diplomacy"
June 16, 2009
by Mark Landler and Brian Stelter
The New York Times

"The Obama administration says it has tried to
avoid words and deeds that could be portrayed
as American meddling in Iran's presidential election
and its tumultuous aftermath.

Yet on Monday afternoon, a 27-year-old State
Department official, Jared Cohen, e-mailed the social
networking site Twitter with an unusual request: delay
scheduled maintenance  of its global network, which
would have cut off service while Iranians were using
Twitter to swap information and inform the outside
world about the mushrooming protests around
Tehran."

「オバマ政権はイランの大統領選挙とその後の混乱に
対する干渉と言われかねない言動を避けようとしてきた
という。

しかし月曜日の午後、27歳の国務省職員、
ジャレッド・コーエン氏はソーシャルネットワーキングサービス
であるTwitterにメールを送り、通常ではありえない
要請を行った。それは『予定していたメンテナンスを
遅らせてほしい』ということだった。イラン市民は
Twitter を利用して情報交換を行ったり、首都テヘラン
周辺の抗議運動について国外に情報を
流しているが、メンテナンスが実行されれば
Twitterが使えなくなってしまうからである。」

記事中に掲載されているメッセージには
略語が多く使われています。
そりゃそうだ。すばやく送りたいんだから。

例えば、

ppl  = people   「人々」
govt, gvmt = government  「政府」
u = you   「あなた、人々」

など。

それから、よく使われるのはh
asap = as soon as possible  「至急」
同じ名前のアメリカのボーカルグループもありました、
確か。

そして、去年教わったのは
lylas = love you like a sister  
「お姉ちゃん(妹)みたいに大好きです」

子どものころアメリカで友だちにもらった
手紙にそう書いてあった、と言っていた気がします。
かわいらしい略語です。

携帯のメッセージで使われている略語や顔文字は
こんなものがあるそうです⇒Ezine Articles
シンプルな顔文字が素敵。

 ;-)  これはウインク。

そして、lvmh = Moet Hennessy Louis Vuitton
企業名でした。「モエ へネシー・ルイ ヴィトン」です。
略語の順番が違うのはなぜか、という疑問は
今日は深追いしないことにします。

日本でもTwitterの人気が高まっているようですが、
私はもうついていかなくていいかなと思う。


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雨の中に咲くピンク色の花。

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Resurrection of Mickey Rourke

resurrection とは 「復活、再生」。
The Resurrection で「キリストの復活」
「(最後の審判の日の)万人の復活」を示します。
(大修館「ジーニアス英和辞典 第3版」より)

発音はこちらから→ Merriam-Webster

"Witness the resurrection of Mickey Rourke"
(ミッキー・ロークの復活に立ち会え!)

映画"The Wrestler(音が出ます!)の宣伝にあったフレーズで、
Newsweek の記事から引用したもの。映画の邦題は「レスラー」。

映画のCMを見て、「この人、本当にミッキー・ローク?
ハリウッドの特殊メイクはさすがだね」などとのんきに構えていたのですが、
容貌の激変は本物でした。

"9 1/2 Weeks(ナインハーフ)”で見せた美しい顔立ちは
どこにいってしまったのでしょうか。6月9日付けの朝日新聞で
沢木耕太郎さんのコラム『銀の街から』で
この映画のレビューを読み、はっとしたのでした。

整形手術とボクシングで美貌を失ったとされるミッキー・ロークと
彼が演じるレスラー、ランディの人生が重なるからこそ、
この映画はひどく痛ましく、同時に見るものの胸を激しく揺さぶる、と。

容貌が著しく衰えても人は生き続けなければならず、
特に美貌がその人のすべてではないにしても
存在価値を大きく左右するものであるなら、
本人にとって容貌の激変は耐えられないものであったでしょう。

そんなミッキー・ロークが落ちぶれたレスラー役で映画に出る。
現実と虚構の垣根がぼやけ、人は彼の今と昔を必ず
比較する。その時点でこの映画は成功したと言えるんだろうな。

何が起こるのかすべてを承知の上で映画に出たミッキー・ローク。
本人の思いなど知る由もないけれど、胸が痛み、
その勇気と強さ、もしくはしたたかさを美しいとさえ感じます。

まさに「ミッキー・ロークの復活」なのでした。

そんな切ない映画を見るべきか見ざるべきか。
そんなことをつらつら考えているうちに6月も半ばとなりました。

写真は紫陽花の道。


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ボイストレーナー濱田真実さんの教え

ボイストレーナー、濱田真実さんのメルマガに
胸を打たれたので、今日のエントリーは英語に関係なし!
メルマガ『呼吸の奇跡 声の魔法』から
第186号「効果を生み出す人に」をご紹介します。

私が体調不良に悩んでいるときに
お世話になったのが真実さんです。
「体調不良でボイストレーニング?」と思いますよね。

その理由は後回しにして、
ご本人の許可をいただいたので、全文を掲載します。
夢と現実の狭間でもがいた20歳前後のころを
思い出しました。bittersweet とでもいいましょうか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
          効果を生み出す人に
------------------------------------------------------------●

二十数年も昔の話です。

私は、NHKドラマ「阿修羅のごとく」などをプロデュースしてい
た、プロデューサーのNさんと出会いました。

どうしても女優として世に出たいと、切望していた頃です。

親戚の知人の知人という、Nさんとの細い糸を手繰り寄せ、図々し
くもNHKまで押しかけて行ったのです。

「私、女優になりたいんです」

NHKの社員食堂で、Nさんに向って発した一言。

自分自身の思い余った声を聴いた途端、私の心の中の何かが崩れ落
ちました。

チャンスに恵まれない悔しさ、焦り、情けなさ、それでもあきらめ
きれない思いがあふれ出し、ワァワァとその場で泣き出してしまっ
たのです。

◆「ごめんなさい、帰ります」

自分が泣き出すなんて、思ってもみませんでした。
みっともなくて、恥ずかしくて、どうしようもない・・・

私は、「ごめんなさい、帰ります」と席を立ちかけました。

当時Nさんは、50代前半のお父さん。

社員食堂でしゃくりあげて泣いている女の子を、不憫に思われたの
でしょう。

「まぁ、待ちなさいよ」

と、Nさんの穏やかな声が私に届きました。

◆活動か効果か

「あなたの気持ち、良くわかりました。
 ゆっくりで良いんだよ。

 焦らなくて良いから、あながたやりたいことを、もう一度整理し
 てごらん。

 あなたがやりたいのは、演劇活動?
 それとも演劇効果?

 演劇活動というのは、あなたが楽しければそれで良いもの。

 演劇効果というのは、あなたが演じることである効果が表れる
 もの。

 テレビの世界は、演劇効果をとことん追求して行く世界だよ。

 どちらを選びたいか、決まったら、またおいで」

◆効果を学ぶレッスン

それから私は、月に一度の割合で、Nさんを訪ねました。

どんな時も、Nさんは快く会って下さり、その度にプロの心構えを
話して聴かせて下さいました。

時には、大河ドラマの撮影スタジオで、プロの俳優のエネルギーを
肌で感じなさいと、長時間見学をさせて頂きました。

表現することで、観る人の心に感動という効果が表れる世界。
チーム一丸となって、ひとつの世界を作り上げるエネルギー。

人に伝え、多くの人の心に効果的に作用してこその、仕事。

その厳しさ、奥深さ、愛しさ、感動を、私はNさんから教わりまし
た。

◆1981年9月21日

「9月21日に二十歳になるのか。そうか、じゃぁご馳走だな!」

Nさんは、私の誕生日にお祝いの席を用意して下さいました。
約束を守って、駆けつけた下さったNさん。

喪服でした。

1981年9月21日は、8月に飛行機事故で亡くなった、作家・向田邦子
さんのご葬儀の日だったのです。

阿修羅のごとくや数々のドラマで、向田さんとは戦友のように共に
闘ってきたNさん。

「せっかくの誕生日なのに、申し訳ないね」

と言いながら、Nさんは涙をこぼされました。
私は、身も縮むような思いで、Nさんの涙を見ていました。

「徹底的に、本物になりなさい。
 良い仕事をして、たくさんの人を歓ばして生きなさい。
 大切に、今を生きて行きなさい」

Nさんは、そう私に教えて下さいました。

私の20代は、効果を生み出す達人・向田邦子さんのお別れと、共に
戦い抜いた喪服のNさんの涙で始まりました。

あの日、私は何故だか、大きなバトンを受け取ったような気持ちで
いました。

そのバトンは、何処へ行ったのだろう・・・
自分の不甲斐なさが、悔やまれる時があります。

あれから長い年月が過ぎました。
私は今、あの頃のNさんの年齢に近付いてきています。

Nさんから教わった一言一言。
私の一途さと、思いの強さ。

それは、かけがえのない輝きとなって、今でも私の道を照らしてく
れています。

女優になる夢は、叶いませんでした。

でも、どんな仕事でも、どんな表現でも本質は同じです。

「良い仕事をして、たくさんの人を歓ばして生きなさい」

Nさんの声が、今でも私の心に響いています。

    あなたの毎日が、歓びと美しい響きに満ちて
         幸せでありますように

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

後日談はこちらから⇒まぐネット『呼吸の奇跡 声の魔法』

いかがでしたか?

もがき、苦しみ、助けを求め、
自分の姿を見つめることは、特に若いときにはつらい。
でも、長いスパンで考えると、その経験ほど
人生の中で生きるものはないと思います。

そんなつらい経験があるからこそ、自分が生み出せる「効果」を
見つけられるんじゃないか。ん~、20歳だった自分に
聞かせたいくらい。が、時計の針は戻せないので、
今の自分に言い聞かせておこう。

さて、体調不良とボイストレーニングの関係とは…

私の場合、なのですが、体の緊張が
体調の悪さ(主に頭痛や背中痛)につながっていると
感じたため、呼吸を変えて体をリラックスさせようと
思い至ったのでした。

そのヒントになったのが、真実さんのメルマガであり、
著書『声の魔法』です。

声の魔法  あなたを輝かせるステキな声の育て方

数ある健康法の中でも
シンプルで力強いアプローチだと思います。

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