12-1=12? もしくは勲章
絵・文 ルドウィッヒ・ベーメルマンス
(Ludwig Bemelmans)
訳 瀬田貞二
出版社 福音館書店
パリの寄宿学校に12人の女の子が暮らしています。
そのなかでいちばんのおちびさんのマドレーヌは
ねずみも、どうぶつえんのとらも怖くない、とっても勇敢な女の子。
そのマドレーヌがある夜、盲腸炎になって
さあ大変!
このブログで8月14日に
「アーサー王の剣」をご紹介しましたが、
その訳者である
灰島かりさんの講演で
この絵本の魅力を知りました。
マドレーヌが入院すると、
12人-1人で、寄宿舎に残っている
女の子は11人のはず。
でも、絵本を見ていくと、
マドレーヌが入院中なのに
12人の子どもがいる絵が!
どのページかは本を読んでのお楽しみ。
灰島さんのお話では、
子どもの人数が変わっていること、
マドレーヌの髪型が変わること、
など、絵本の常識を覆しちゃってる本とのこと。
物語が楽しいのはもちろんのこと、
パリの町並みをうまく織り込んでいて、
大人も子どもも楽しめる、おしゃれな絵本です。
翻訳は「指輪物語」などの訳者として
有名な瀬田貞二さん。考え抜かれた訳だそう。
そして、こちらも灰島さんのお勧め。
「三びきのやぎのがらがらどん」
(ノルウェーの昔話)
絵 マーシャ・ブラウン(Marcia Brown)
訳 瀬田貞二
出版社 福音館書店
未読なので、楽しみです。
<今日のひとこと>
マドレーヌは
盲腸炎の手術の傷あとをお見舞いにきた
寄宿舎のお友達に披露。
お友達はうらやましくてしょうがありません。
私も去年、足を怪我して、縫った痕が小さくあります。
(上手に縫ってくれて、先生、ありがとう!)
それを知った友人、知人は、
「傷痕見せて」「私も縫ったことがある」と
大騒ぎ。傷痕を見せ合う羽目に。
傷痕は手術に耐えた勲章、なんですね。
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