無料ブログはココログ

blogram

  • blogram投票ボタン

リンク集

  • 東北復興支援
    kibou
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

« 手仕事 | トップページ | 花など »

情熱の保ち方

「古代への情熱―シュリーマン自伝―」

古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)

著者  ハインリヒ・シュリーマン
訳者  関 楠生
発行  新潮社(新潮文庫)

「私は一心不乱に英語の勉強に打ち込んだ。
そしてこの際、必要に迫られて、私は
どんな言語でもその習得を著しく容易にする
方法を編み出したのである。その方法は
簡単なもので、まず次のようなことをするのだ。

大きな声でたくさん音読すること。ちょっとした
翻訳をすること、毎日一回は授業を受けること、
興味のある対象について常に作文を書くこと、
そしてそれを先生の指導で訂正すること、
前の日に直した文章を暗記して、次回の
授業で暗誦すること、である。」

「同じ方法を私はフランス語の勉強にも適用して、
この言葉も次の六カ月でマスターした。」

「こういうふうに猛烈な勉強をしんぼう強く
続けたために、一年のうちに私の記憶力は
大いに強化されて、オランダ語、スペイン語、
イタリア語、ポルトガル語の習得はきわめて
容易となり、そのどれをも流暢に話したり
書いたりできるようになるのに、六週間以上は
かからなかった。」

「大声でたくさん音読をしたおかげか、または
オランダのしめった空気がよい影響を及ぼしたのかは
わからないが、とにかく私の胸の病はアムステルダム
滞在の最初の一年の間にもう治ってしまい、
以後も再発することはなかった。」

(「少年時代と、承認としての人生行路」より)

ドイツの考古学者で、イリオスの遺跡を発掘した
ことで有名なシュリーマン。子どもの頃に読んだ
ホメロスの叙事詩に描かれたギリシア神話の
都市が実在したと信じて、ついには発掘してしまうという
不屈の情熱を持つ人物だ。

ウィキペディアによると、シュリーマンの業績について
批判などがあるようで、自伝に書いてあることは
吟味が必要とのこと。

そうはいっても、貧しく厳しい生活の中で
仕事をし、その上何カ国語も身につけることが
できたのは、シュリーマンの情熱の賜物。

まず商人として成功を収め、
財産を作ってから、子どもの頃からの
夢であった発掘に取り組んだ。

この本の大部分は発掘に関する文章であるが、
子ども時代の話、語学習得への情熱、
商売にとしての仕事への取り組みなどについての記述は
分量が少ないながらも読み応えがある。

商売をするだけでも大変であろうに、
次々と言語を習得していくその情熱。
その実務的・実際的な態度が素晴らしい。

できるかできないか、ではなく、
やるかやらないか、の問題だと
いう大原則を思い出させてくれる。

シュリーマンの語学習得法はオーソドックスながら、
ここまで毎日努力すればどんな言語も
習得できるだろうと思う。立派です。

情熱+楽観で怖いものなし。

<今日のひとこと>

今日から午後9時に寝て、翌日は早朝に起きると
計画しましたが、すでに就寝予定時間と
なってしまいました。続けられるか?!

« 手仕事 | トップページ | 花など »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 情熱の保ち方:

« 手仕事 | トップページ | 花など »

最近のトラックバック

2016年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30