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Myanmar

『ミャンマー
  ―失われるアジアのふるさと』

ミャンマー―失われるアジアのふるさと

著者   乃南アサ
発行   文藝春秋

「彼らは知らないに違いない。実は、
豊かな国で暮らす私たちがとうに失い、
今もさらに忘れ果てようとしている
多くのものを、自分たちがきちんと
持ち続けていることも、それらに
包まれて暮らせることの幸福も。
もしかすると、代表的な先進国で
生きている私たちなどよりも、ある意味では
ずっと豊かであることも。」

いつも行く喫茶店のご夫婦が「いい本だよ」と
言ってこの旅行記を貸してくれたのが年末、より前だったか。

「乃南アサ=サスペンスの本を書く人」という
思い込みがあったのだけれど、この本には、軍事政権下の
ミャンマーで彼女が出会った人や風景、そして彼女の心情が
みずみずしく描かれていて、読んだ私も
希望を感じたり、楽しかったり、切なく感じたり、
つらく思ったりと、本に引き込まれた。

旅行記だから、著者が見たもの・聞いたもの・
感じたことが話の中心で、調査や分析による断定は
ほとんど見当たらない。だから、描写はときに
センチメンタルでナイーブ。しかし、そのおかげで
私までミャンマーの空気を吸ったような気になった。

写真が美しい。ショッキングピンクの僧衣やきらきら
光る僧院を見ると、なんと色彩豊かな国なんだろうと
感激してしまう。

しかし、ちょうどこの本を読んでいるとき、ミャンマーの少数民族
であるロヒンギャ族の難民がタイ海軍によって洋上に放置
されたとの報道があり、その過酷な現実に、
それまでのセンチメンタルな気持ちは消えた。

以前、ミャンマー人男性と話をしたことがあるが、
その人はミャンマーでの生活がいかに息苦しいものであるかを
説明してくれた。

何事もそうだが、「ミャンマーは素敵な国だよ」とか
「ミャンマーは怖いところだよ」とか、決めつけることはできないし、
決めつけてみたところで意味はないんだろう。

ミャンマー人は日本人が失ってしまった大切なものを
持っているともいえるが、日本人はミャンマーにはない
安心や自由を享受していることもまた真実。

「日本はいい国です。豊かです。それに自由です」

乃南さんの本にあったミャンマーの人の言葉です。

<今日の経済>

日経平均(終値)             7,945.96
為替レート(対ドル、午後5時)     95.47-48 円

出典:    日経ネット 日本銀行

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