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厳しい現実を詩的に伝えるNYT

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夕日がきれいな季節になりました。

さて、英語のお話。

The New York Times から。

"The sun somewhat feels closer here, more intense,
more personal. As Philip Lolua waits under a tree for
a scoop of food, heat waves dance up from the desert
floor, blurring the dead animal carcasses sprawled
in front of him."

"Lush Land Dries Up, Withering Kenya's Hope"
by Jeffrey Gettleman from Lokori, Kenya

「ここでは太陽がもっと近く、強烈で、個人的なもの
に感じられる。Philip Lolua氏が木陰で一すくいの
食べ物を待つ間、砂漠から熱波が舞い上がる。
熱のせいで、Lolua氏 の前にだらんと伸びた動物の
死骸の輪郭もぼやけてみえる。」

ケニヤでは干ばつがひどく、青々とした牧草地は
乾き、家畜は水不足で死ぬ。ちいさな子どもも死に、
Lolua氏自身の死もそれほど遠くなさそうだ、と
記事は続きます。

厳しくつらい現実が鮮明に描かれ、
やるせないほどの悲しみが感じられます。
写真のチカラも大きいけれど、描写を読めば、
その風景がはっきりと、天然色で目の前に
浮かんできます。

気候や政治など個人の力ではどうにもできない
事情で人が死ぬ。現実に苦しむ人々の絶望感を
我がものとして読者に考えさせる。

これが文章のチカラ。

記事を読んだあと、極限のアフリカと比べたら
自分を取り巻く世界はやさしく穏やかで、食べ物がうまいとか
まずいとか、誰が何を言ったとか言わないとか、
暑いとか寒いとか、それほどたいしたことではない
ように感じます。不幸は比較から始まるとみうらじゅんが
言っていた気がしますが、この手の比較は
時には必要かもしれない、と思う。

こういう記事を読むと、金にならなくても
新聞社が掲載すべき記事はあるんだろうと思います。
そういいつつ、新聞の無料オンライン版を読んでいます。

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