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「英語支配」は私も怖い

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7月のある日の夕焼け空。
とにかく今日も暑かった。

英語を教えたり、翻訳の仕事をやっていて思うのは、
日本の英語熱はすでに過熱状態にあるということ。

教材しかり、学習塾しかり、英会話しかり。
しかも「手軽に、優しく、楽(らく)して」という考え方が主流。

私個人は、リスニングや会話の練習も大事だけれど、
文法を勉強するのが英語学習の近道=王道と思っています。
学校で文法の扱いが減っているなら自分でやるベし。

たぶん、「もっと簡単に英語ができるようになる方法があるに
ちがいない!」「文法抜きで英語が話せる方法は?」と
夢の学習法を求めてさまよう人が多いのでは?

キッパリいいますが、そんなものはありません!
(何様?感アリアリですが、大事なのではっきりさせときます。)
というより、あったら教えて!

なんて思っていると、朝日新聞朝刊(9月3日)に1ページを
丸々使ったインタビュー記事発見。話をしているのは、
社会言語学者で筑波大学教授の津田幸男氏。タイトルは、

「『幸せな奴隷』になってはいけない
  気づけば、日本語が駆逐され周りが英語だらけ、でもいいのか。」

津田先生は「英語が得意だとかっこいい、世界中の人と
コミュニケーションができる」という英語に対する明るい憧れを
「英語信仰」と呼び、英語には恐ろしい面もあるとしています。

英語が強い力を持ちすぎていること、英語ができるできないで
格差が生まれていること、などなど。
ファーストリテイリング(ユニクロ)や楽天が英語を社内公用語に
することについても議論しています。

私は津田先生のご意見に基本的に賛成です。
英語に関心がある人には必読の記事。
朝日新聞のサイトにはアップされていないので、図書館でどうぞ。

英語を学ぶっていうことは、英語の考え方を学ぶということ。
学ぶこと自体の意味は中立的であっても、「学んだものA」と
「知らないものB」が並んだとき、おそらく多くの人は
「学んだものA]を選ぶでしょうね。たとえば、英語 VS ロシア語。

そして、英語のドラマ、映画を見れば見るほど、その文化に
魅かれていく。そんな風にして日本は親米、親英、親英語圏に
なっていたんだろうと思う。だからこそ、塾で英語を教える際の
教材は慎重に選び、慎重に使うようにしています。

英語や英語圏への憧れを煽るのが英語指導ではないから。

津田先生もおっしゃっていますが、やはり最優先は日本語。
言葉の感覚は母国語でしっかりと身につけることが第一だと
塾で教えていてもひしひしと感じます。

まずは日本語、それも国語のテスト問題を解くというレベル
ではなく、宿題としてでもなく、本を読むこと。常識的なところに
話は落ち着くのですが、だからこそ常識なのかも。

しかし、受験、就職という英語の需要を生む素地があれば
英語熱は続く。教わる側も、教える側も頭の使いどころですぞ。

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