カタカナから英語へ
今日の朝、TOTOの歌が頭の中に回り始めました。
なんでだろう。
1980年代前半の曲ですが、特に洋楽好きだった
わけではない私でも覚えてます。そういう時代だったんですね、
1980年代は。
さて。
英語を勉強するときには単語を覚える必要があるので
塾でも教えています。単語さえ覚えればいいんでしょっ
と言う人もいますが、そうではないんです。
まあ、それについては別の機会に書くとして。
単語を覚えると言っても数が多いので、覚えられない!と
ココロがくじけてしまう人は多いですよね。そんな状況を
打破する一つの方法は氾濫する外来語を利用すること。
たとえば、ファスナー。これは英語では fastener。
カタカナから想像すると、fasner と書きたくなります。
しかし、「しっかり固定する、留める」という意味の動詞
fasten が元にあって、それに er (「モノ」を意味する名詞を
作れる)がついたものが fastener、 と覚えれば
つづりも意味も同時に覚えられる。ちなみに t は発音しない。
外国行きの飛行機では、
"Please fasten your seatbelt."
「シートベルトをお締めください」
という放送があるよ!という覚え方もよろしいかと思います。
多分高校の先生が教えてくれたんだと思いますが、
「へ~」と単純に面白がった記憶があります。だから、辞書を
引くのもそれほど苦にはならなかったような気がします。
単純に英語の先生を尊敬してましたし。
自分と関係があること、雑学として面白い言葉の起源を
調べると、学校の教科書に出てこない単語でも覚えられる。
効率は悪いようでいいのです。
ああこれいいかも、と最近思った例は、「エクステ」。
付け毛、かつらの一種です。エクステンションを略した
言い方で、英語では (hair) extension。
エクステとは元々短い髪を長く見せるために使うもの。
髪を「伸ばす」ということだと考えれば、extension の意味が、
「延長、広げること」の意味だと覚えられます。
そして、その動詞が extend (「延長する、伸ばす」の意味)
であることもついでに見ておけばよし。
そんなふうに覚えていけば楽しい。ただ、すべて人まかせ
だと、時間がかかってしょうがないので、自分で辞書を
引くのがベストです。たとえば、こんなやり方はどうでしょう。
「気になるカタカナの外来語の音からつづりを想像して
辞書を引く、見つからなければつづりを変えてまた辞書を
引く、するとなんとなく近い意味の言葉が見つかるので
その項をよく読む。そうすると、単語のイメージがつかめる
ようになるし、音とつづりの関係がわかりるようになる。」
つまり、一石二鳥。
面倒?かもしれませんね。しかし世の中多くの場合、
「面倒」の先に「面白い」があるんだと思います、たぶんね。
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